はてなブログ開発ブログ

はてなブログからの公式のお知らせを発信します。

記事編集画面でDAZNのコンテンツを手軽に貼り付けできるようにしました

はてなブログでは、記事編集画面(PC版)の編集サイドバーにDAZNのコンテンツのダイジェスト動画を簡単に貼り付けできる「DAZN貼り付け」機能を追加しました。熱い試合の感想などを書く際にご活用ください。

DAZNとは?

DAZNは130以上のスポーツコンテンツを配信する動画配信サービスです。コンテンツを視聴するためには有料会員になる必要がありますが、「DAZN貼り付け」から貼り付けできるダイジェスト動画は無料で誰でも視聴可能です。

「DAZN貼り付け」機能の使い方

記事編集画面右側にある編集サイドバーの最下部にある「+」を開き、「DAZN貼り付け」を選択してください。

DAZN貼り付け

なお、「DAZN貼り付け」を編集サイドバーのショートカットに追加することもできます。

「DAZN貼り付け」の検索ボックスで貼り付けたいスポーツコンテンツのキーワードを入力すると、候補が表示されます。また検索ボックスの下にあるカテゴリー選択でカテゴリーを絞りこむことも可能です。

キーワード検索

ブログに掲載したいアイテムを選択し、「選択したアイテムを貼り付け」をタップすれば貼り付けは完了です。

アイテムの選択・貼り付け

貼り付けられたダイジェスト動画はブログ上で以下のように表示されます。

記事編集画面で「定型文」を保存して繰り返し使えるようにしました

はてなブログでは、記事編集画面(PC版)で「定型文」を保存して、編集サイドバーから挿入できる「定型文貼り付け」機能をリリースしました。オリジナルの挨拶文やアフィリエイトの広告タグなど記事をまたいで頻繁に使う文章や記法、HTMLの挿入などにご活用ください。

「定型文貼り付け」機能の使い方

記事編集画面右側にある編集サイドバーの最下部にある「」を開き、「定型文貼り付け」を選択してください。


定型文貼り付け

なお、「定型文貼り付け」を編集サイドバーのショートカットに追加すると以下のようなアイコンが表示されます。

「定型文貼り付け」アイコン

「定型文貼り付け」では以下の操作が行えます。

定型文の保存 保存したい文章を選択してから「定型文を作成する」を押す、あるいは、「定型文を作成する」を押し、保存したい文章を記入*1する。タイトルを記入*2して「保存する」ボタンを押す
定型文の貼り付け 挿入したい定型文を選択し、ダブルタップする、あるいは、「選択した定型文を貼り付け」を押す
定型文の編集 各定型文の右側にある「」をタップし、「編集する」を選択すると編集画面が開く
定型文の削除 各定型文の右側にある「」をタップし「削除する」を選択すると削除の確認画面が開くので「OK」を選択する

定型文の選択
定型文の保存
定型文の貼り付け

定型文はブログごとに15件(はてなブログProをご利用の場合は100件)まで登録可能です。

また、ブログメンバー機能をご利用の場合、以下のように権限によって利用できる機能の範囲が異なります。

権限 定型文を閲覧できる 定型文を作成/編集/削除できる
管理者
編集者
寄稿者 ×

*1:定型文の上限は10,000字です。

*2:タイトルの上限は100字です。

Androidアプリに各種「設定」と「ブログメンバーのブログ編集・管理」を追加し、より幅広く利用できるようになりました

はてなブログは、Androidアプリ「はてなブログ」のバージョン2.0.0をリリースしました。

今回のアップデートにより、Androidアプリでも「基本設定」や「デザイン」などのブログ設定が変更できるようになりました。あわせて、複数ユーザーでブログを管理する「ブログメンバー」にも対応し、自分がオーナー以外のブログでも編集・管理できるようになりました。

Androidアプリ「はてなブログ」は、Google Playからダウンロードできます。どうぞご利用ください。

ブログをより手軽に、自分らしくカスタマイズ

各ブログの設定画面で「基本設定」「詳細設定」「公開設定」「デザイン」の各種設定と、アカウントのプロフィール画像などを変更できる「アカウント設定」をご利用いただけるようになりました。

ブログ設定 できること
基本設定 ブログ名やブログアイコンの変更、コメント設定などができます
詳細設定 アイキャッチ画像の設定や記事URLのフォーマット変更、ブログの概要やキーワードの入力などが行えます
公開設定 公開範囲の変更ができます。非公開時のメッセージも設定できます
デザイン タイトル画像の設定や自己紹介が設定できます。スマートフォン用にタイトル画像を設定した場合は、表示設定やサイズ設定も変更できます
アカウント設定 できること
アカウント設定 プロフィール画像や購読中のブログの更新メールの受け取りの可否が設定できます

新しい設定画面

設定項目の詳細は、ヘルプ「ブログの設定画面(基本設定ページ) - はてなブログ ヘルプ」をご参照ください。

Androidアプリでも、みんなでブログを運営できるように

これまでAndroidアプリで編集・管理できたのは「自分がオーナーのブログ」のみでした。今回のアップデートで、新たに「自分がブログメンバーとして参加しているブログ」にも対応しました。

ブログを切り替えるには、画面左上のボタン(≡)をタップして表示されるメニュー上部のブログ名をタップ。そこから自分がオーナー、またはメンバーのブログを選択できます。

ブログの権限(管理者、編集者、寄稿者)に応じて、記事を投稿・編集したり、ブログの設定を変更したりできます。どうぞご利用ください。

新しいダッシュボード

みんなでブログを管理・運用できる「ブログメンバー」機能

ブログメンバー機能を使うと、1つのブログを複数のユーザー(メンバー)で管理・運用できます。

権限などの詳細はヘルプ「複数人でブログを編集・管理する(ブログメンバー) - はてなブログ ヘルプ」を参照してください。

ブログメンバーの追加と管理はPCで

自分のブログにメンバーを追加したり、権限の変更、メンバー削除などを行うには、PC版のダッシュボードにある「ブログメンバー(メインブログのブログメンバーページに遷移します)」ページをお使いください。

※ブログメンバーは、有料プラン「はてなブログPro」に加入しているブログで利用できます(メンバーのうちブログの所有者が有料プラン利用者であればかまいません)

その他の機能改善

合わせて下記の不具合も修正しております。お問い合わせ等でご報告いただいたユーザーの皆さま、ありがとうございました。

  • 画像をアップロードした際に、正しくない向きになることがある不具合を解消しました
  • アクセス解析画面にて、「はてなブログ」アプリのバナーが表示される問題を解消しました

新機能「はてなブログ タグ」をリリースしました

いつもはてなブログをご利用いただきありがとうございます。

2019年6月に予告しておりました機能「はてなブログ タグ」を本日リリースいたしました。
はてなブログ タグ - 言葉でつながるネットの話題

「はてなブログ タグ」とは?

「はてなブログ タグ」は、幅広いジャンルの“言葉”の意味や、その“言葉”にまつわるネット上の意見に出会うことができる機能です。現在、以下の3つの軸で機能の開発・改善を進めています。

意味を知る


ネットスラングから専門用語まで、多くの言葉の意味を知ることができます。例えば、「溶鉱炉に沈んでいくシーン」などネット上でネタとなったフレーズや、「ノーサイドの精神」のように時事的に話題となっている言葉など、幅広いジャンルをカバーしています。*1

意見や感想を知る


タグに関連する「ブロガーの意見」や「ネットで話題の記事」を読むことができます。例えば「ハロー!プロジェクト」で同じ趣味・興味を持つブロガーを見つけたり、「ホアキン・フェニックス」のような話題の映画に関連する言葉でニュースや感想を追ったりできます。

同じテーマの記事とつながる


今後、「はてなブログの記事に任意のタグをつける」機能の提供も予定しています*2。同じテーマの記事を見つけたり、自分の書いた記事を読んでもらったり、ブログの書き手同士で共通の話題について盛り上がることが、より簡単になります。自然発生する投稿テーマ(例えば、「カバンの中身」「今期アニメのレビュー」など)もサポートできると考えています。

今後の開発について

「はてなブログの記事に任意のタグをつける」機能以外にも、よりブログや記事でのつながりを通じてユーザー様に楽しく使っていただけるよう、ブログ記事のピックアップアルゴリズムやデザインの改善などを引き続き行っていく予定です。

お詫び

「はてなブログ タグ」機能のリリースは2019年夏ごろを予定していると発表しておりましたが、リリースが遅れまして申し訳ございませんでした。

これからもはてなブログと「はてなブログ タグ」をどうぞよろしくお願いします。

*1: 現時点では、はてなキーワードで過去に共同編集されたキーワードと説明文を掲載しています。新規のタグや説明文については今後のリリースで追加予定です

*2:現在開発中です。今回のリリースには含まれていません。

アイキャッチ画像がない記事をシェアした際、ブログタイトルや本文などから画像を自動生成するようにしました

はてなブログでは、アイキャッチ画像の設定がない記事をTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアでシェアする際に、ブログタイトル・記事タイトル・記事の概要などから画像(シェア画像)を自動で生成するようにしました。これによって記事の内容がソーシャルメディア上で伝わりやすくなり、より多くの方に閲覧されることが期待できます。どうぞご利用ください。

Twitterでシェアした場合のイメージ

シェア画像が自動で生成される対象の記事

ソーシャルメディア上のシェア画像が自動で生成されるのは、ブログの公開設定が「すべての人に公開」で、アイキャッチ画像が設定されていない記事です。

ブログの公開範囲について

公開範囲が「すべての人に公開」のブログで、アイキャッチ画像の設定がない記事をソーシャルメディアでシェアした場合に、シェア画像を自動で生成します。

公開範囲を限定したブログの記事をシェアした場合は、画像は表示されません。

アイキャッチ画像の設定について

ソーシャルメディア上で表示される記事のアイキャッチ画像は、記事本文内に画像がある場合には、1枚目の画像が自動的に指定されます。また、編集画面の編集サイドバーにある編集オプション「アイキャッチ画像」で記事中の画像から選んで指定することもできます。

このアイキャッチ画像が指定されていない場合に、シェア画像が自動生成されます。

シェア画像に表示される内容

シェア画像には、以下の内容を掲載します。画像に掲載される文字の分量は、それぞれの長さによって変わります。

  • ブログタイトル
  • 記事タイトル
  • 記事の概要(設定していない場合は、記事本文)

シェア画像が表示される場所

シェア画像は、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアでのみ表示されます。

ブログのトップページ、記事一覧ページ、各種記事モジュールのサムネイルやブログカードなどには表示されません。

シェア画像の自動生成を無効にするには

シェア画像の自動生成は、デフォルトでは「有効」となっています。無効にする場合は、詳細設定ページから変更してください。

本機能を無効にした状態で記事をシェアした場合は、はてなブログでのデフォルトのアイキャッチ画像が表示されます。

 シェア画像の自動生成を無効にした状態
シェア画像の自動生成を無効にした状態

シェア画像が更新されない場合は

自動生成を無効にした場合や過去の記事を編集した際に、ソーシャルメディアで見えるシェア画像が変わらないことがあります。

これは各ソーシャルメディアの開発者ツールを使うことで解決できます。はてなブログ ヘルプ「アイキャッチ画像がソーシャルメディア上で反映されない場合は」をご確認ください。

編集サイドバーの「アイキャッチ画像」を改善しました

また、編集サイドバーの「アイキャッチ画像」で表示されるのサムネイル画像のサイズを大きく表示するようにして、画像を選びやすくしました。

 編集サイドバーの「アイキャッチ画像」
編集サイドバーの「アイキャッチ画像」

【予告】新機能「はてなブログ タグ」をリリースします

はてなブログでは、新機能「はてなブログ タグ」をリリースする予定です。今回はその予告として、機能の概要とリリースに至る背景をお伝えいたします。

リリース時期は2019年夏ごろを予定しておりますが、開発の状況によって変更する可能性があります。

はてなブログ タグで、できるようになること

はてなブログ タグでは、はてなキーワードの本文データ、はてなブログ・はてなブックマークのコンテンツを活用し、ある言葉についてネット上の意見や感想を知ることができます。

はてなブログをご利用の方も、そうでない方も、言葉の意味やネット上の意見を同時にチェックできるようになり、自分の興味のある記事を探しやすくなります。

リリースにあたって

はてなブログ タグは、はてなブログの記事をより多くの方に届け、はてなキーワードをより気軽にご利用いただくための新しい機能です。

はてなブログのコンテンツを、多くの方に届けるために

はてなブログには、数多くの良質な記事が日々投稿されています。しかし、そのような記事に出会う方法がまだあまり多くありません。これまで複数回行った利用者アンケートやヒアリング調査でも、知らないブログや記事に出会う仕組み、同じようなテーマについて読んだり書ける仕組みを望む声をいただいておりました。

そのような背景と開発チームでの議論を経て、はてなでは、はてなブロガーによる素晴らしい記事が、そのテーマを求める多くのユーザーに読まれることが、はてなブログにとっても、ブロガー自身にとっても、読者にとっても重要だと改めて考えました。それを実現するために、今回「はてなブログ タグ」を開発しています。

「ある言葉についてインターネットでの意見や感想を読みたい」「同じテーマのブログ記事を見つけたい」という方や、「盛り上がっているタグに我こそはと参加したい」という方など、読者とブロガーにとって魅力的なプラットフォームとなるよう開発を進めてまいります。

はてなキーワードを、時代背景にあわせ、より気軽にご利用いただくために

はてなキーワードは、2018年8月のはてなダイアリー終了のお知らせより改修する旨をお伝えしておりました。

はてなダイアリーを現在お使いの方、はてなのサービスに最近は触ってないよという方、あるいはこれからはてなブログを使う方々にも、新しい価値を提供していければと思います。その第一歩として、「はてなキーワード」の改修を計画しています。

2019年春「はてなダイアリー」終了のお知らせと「はてなブログ」への移行のお願い - はてなダイアリー日記

サービス開始当初の2000年代は、新語やインターネット用語についてリアルタイムの情報を共有できることに価値があり、多くの方にご利用いただいていました。15年以上経過した現在は、新しい言葉を検索エンジンで調べることは容易になり、オンライン辞書などの情報源も充実しています。

さらに近年では、インターネット上の情報に対し、健全性や安全性、情報の信頼性といった質がより高いレベルで求められるようになっています。しかし、共同編集によりそれを担保することは難しく、編集合戦などの問題もあり、編集に参加する方は年々減少傾向となっていました。

このような背景から「ブログ記事から自動リンクされるWiki形式の共同編集辞書」としてのはてなキーワードは、一定の役割を終えたと判断し、説明文の共同編集機能および編集履歴の公開は、今回のリリースをもって一旦終了します。

今後、キーワードの説明文と類似した機能として、タグの本文を編集できるようにすることを予定していますが、編集方法やルールについては未定です。タグをリリース後、利用状況を参考にあらためて検討します。当面の間、タグの本文には現状のはてなキーワード説明文を表示する予定です。

今後の開発予定

以下は計画段階のもので、内容やリリース時期は変更になる場合があります。

  • 2019年夏ごろ
    • タグページのリリース
  • 2019年秋ごろ
    • はてなブログ記事に、任意のタグがつけられるようにします
    • 新しいタグを作れるようにします
  • リリース時期未定
    • タグの本文を編集できるようにします

はてなキーワードをご利用だった方も、はてなブログをご利用の方も、「はてなブログ タグ」をお楽しみにお待ちください。引き続き、はてなブログをどうぞよろしくお願いいたします。

店舗とレストラン情報の構造化データに対応しました(SEOに関する寄稿あり)

はてなブログでは、グルメ情報サイトぐるなびのデータと連動し、「構造化データ」に対応しました。レストランの情報を分かりやすく表現でき、読者や検索エンジンに対して記事の内容を正確に伝えられます。旅先で食べたご当地グルメ、行きつけの美味しいお店のレポートなど、グルメ記事を書かれる方におすすめの新機能です。どうぞご利用ください。

本稿では、SEO専門家の辻正浩さんにご協力いただき「構造化データの効果や使い方」についてご紹介いたします。SEOに興味のあるブログ運営者の方には役に立つ内容となっています。記事の後半では、はてなブログでの構造化データの使い方をご紹介します。合わせてお読みください。

本稿の構成

【寄稿】はてなブログならグルメ記事がSEOに有利! 構造化データのご紹介

本パートでは、はてなブログの記事を「構造化データ」に対応する意義について、SEO専門家の辻正浩(id:t-w-o)さんに解説いただきました。

検索エンジンは「意図に合う情報」を表示する領域へ

検索エンジン、特にGoogleは進化を続けています。

例えば「ビュッフェ」と検索すると、少し前までは「ビュッフェとは?」といったビュッフェの語源などを示すページが主に表示されていました。しかし現在は、検索された場所に近い「食べ放題」のお店がわかるページが表示されています。「ビュッフェ」という単語を使っていなくても「食べ放題」や「バイキング」について書かれたページが表示されるのです。ビュッフェが食べ放題、バイキングなどとほぼ同じ「意味」を持つこと、そしてそのページの情報がどの場所について書かれているかを認識して検索結果が作られています。

現在の検索エンジン、特にGoogleは「検索されたキーワードを含むページ」を探すのではなく「検索された意図に合う情報」を提示する検索エンジンになりつつあります(※これはGoogleのみで他の検索エンジンの多くの日本語の検索結果ではまだその領域に達していないようです)。そのため、検索エンジンに評価されるには、情報の「意味」を検索エンジンに伝わりやすくすることが効果的となります。

単に「丸の内で美味しいスープカレーを食べた」とだけ書いても、それが「東京都の丸の内」か「名古屋市の丸の内」かを理解できずに検索エンジンが混乱することがあります。「川内のカフェ」とだけ書いても、それが仙台市の川内(かわうち)なのか、鹿児島の川内(せんだい)駅のことか、川内(やせん)のことかは検索エンジンには理解できません。このようなトラブルがなく、記事の意味が検索エンジンに伝わるようにできれば、記事はより検索エンジンから正しい文脈で取り扱われるようになって、より多くの人に伝わるようになります。

記事の意味を伝える「構造化データ」

さて、それではブログの記事に書かれていることの「意味」を検索エンジンに伝えるにはどうすれば良いでしょうか? 現在のGoogleでしたら、誰が読んでもわかりやすいように整理して記事にまとめることが第一です。それだけで大抵は検索エンジンに意味も伝わります。ただし、文章の書き方や癖にもよりますし、いくつかの情報の領域、例えば上で挙げました地名などではうまく認識されないことがまだまだあります。そうした場合に非常に有効な方法があります。それが構造化データです。

構造化データとは、例えばこういうものです。

<span itemprop="addressLocality">夕張</span>

「夕張」をaddressLocalityとして記述することで、市区町村だと指定しています。これで「夕張」が地名であって人名・艦名等ではないということを示します。このような、文字だけではわからない意味などを宣言する書式がWeb上での決まりとして定まっているのです。

構造化データの使用をGoogleは公式に推奨しています。位置情報やレシピ、レビューなどを構造化データで記載した場合には、検索結果でリッチに表示されることがある*1と説明していますし、可能な限り多くの構造化データを利用すべき*2とも言及しています。

構造化データを正しく使えば、より検索エンジンに正しく情報が伝わり検索する人に役立ちやすくなる。つまり検索でも有利に働くということが公式に認められているのです。

構造化データを正しく使う

このSEOにも強くなる構造化データですが、グルメ情報でも構造化データが定まっています。店舗などで使うLocalBusiness*3や、レストランで使うRestaurant*4です。ブログでグルメ情報を書く場合は、この構造化データを使うことが望ましいため、上記のリンク先の説明の通りにHTMLを記述すれば良いのですが、それは必ずしも簡単なものではありません。

構造化データは適切かつ正確な情報を含める必要があります。1文字を間違えるだけで認識されないこともありますし、誤ってスペースを一つ加えるだけでもうまくいかないことがあります。またドキュメントは英語のみです。これらのことはプログラミングに慣れている人には当然かもしれませんが、一般的なブログを書かれる方にとっては容易ではないでしょう。このような仕様になっていますので仕方がありません。ブログなどで記事を書かれる方はドキュメントを確認された上で注意して記述していただくしかありません。しかし、はてなブログでは少しでも簡単に構造化データを追加できないか検討してまいりました。そこで、株式会社ぐるなび様よりデータ提供を受けまして、簡単に構造化データを追加できるようにいたしました。

今後、下記で説明しております新機能を利用して記事を書かれた場合、適切な形で構造化データを含むようになり、検索エンジンにも正しい情報が伝わりやすくなりました。Googleも推奨する構造化データをぜひご利用ください。


はてなブログで構造化データを使うには

店舗・レストラン情報

店舗を示すLocalBusiness、レストランを示すRestaurantの構造化データに対応するには、以下のステップで「ぐるなびカード」をご利用ください。

  1. ぐるなびにアクセスして、紹介したい店舗のページを開きます。
  2. 店舗ページのURLをコピーして、はてなブログの記事編集画面(PC版)に貼り付けます。
  3. 「リンクを挿入」ウィンドウが開き、「埋め込み」「タイトル」「URL」といった貼り付ける形式がプレビューできます。
  4. 「埋め込み」をクリックして選択し、次のようなブログカードを貼り付けます。

r.gnavi.co.jp

このように、ぐるなびのレストランページのURLをリンク挿入で貼り付けるだけで、お店の名前や住所などの情報をブログカード形式にまとめて掲載すると同時に、LocalBusinessとRestaurantに対応した構造化データを付与できます。

パンくずリスト

はてなブログでは、ぐるなびカード以外にも「パンくずリスト(breadcrumb)」の表示で構造化データに対応しています。

パンくずリストは、読者に対して「今どのページを見ているか」を分かりやすく示し、構造化データによって検索エンジンがサイト構造を正確に理解する手助けにもなります。デザイン設定の「記事」メニューから表示・非表示を設定できるので、この機会に設定を見直すことをお勧めします。

関連情報

記事のカテゴリーを「パンくずリスト」として表示できるようにしました

はてなブログでは、記事を求めるより多くの人に届くよう、今後もSEOに関係した機能改善を予定しております。ご期待ください。