
Google Discoverは、大手メディアなどで検索やソーシャルメディアを越える最大のアクセス源となる例も増えており、その存在感を増しています。本記事では、SEOの専門家、辻正浩さん(
id:t-w-o)の寄稿により、はてなブログがDiscoverに表示されやすい理由と、更に表示を増やすための4つのポイントを解説します。
- Discoverの重要性とはてなブログ
- はてなブログのDiscover表示状況
- なぜはてなブログはDiscoverで表示されやすいのか
- 更にDiscoverで表示されやすいブログ記事を書くために
- 長く読まれ続けるためのDiscover対策
Discoverの重要性とはてなブログ
検索やAIサービス、ソーシャルメディアなど、集客に関わる仕様や状況が変わり続けていますが、その中で比較的安定成長を続けているのはGoogle Discover(以下、Discover)です。ニュースサイトやブログなど記事を中心にしたWebサイトでは、Discoverの重要性が高まっています。
Discoverは、2016年12月に開始された後、2017年7月に正式発表されたGoogle Feedというサービスが改名されたもので、開始から10年経とうとしています。ユーザ数は2018年9月段階で毎月8億人以上と発表されましたが、多くのサイトでDiscover経由のトラフィックは増加を続け、2018年から数倍に伸びています。いまでは大手メディアなどで検索やソーシャルメディアを越えて最大の流入元となっている所も増えています。いま、Discoverは多くの人の欠かせない情報収集源で、多くのウェブサイトにとって最も重要なアクセス源の一つとなっています。
そしてはてなブログは、Discoverとの相性の良い状態を目指して改善を続けています。
はてなブログのDiscover表示状況
NewzDash社のGoogle Discover分析ツール「DiscoverPulse」は、世界40カ国のユーザーパネルを通じてGoogle Discoverを観測し、1日10万件以上の記事を分析しながら、日本のDiscoverのデータの収集も続けています。日本のDiscoverでどのようなサイトのどのような記事がDiscoverで好まれるかをつぶさに確認して、記事の改善などを行えるツールです。株式会社so.laではデータの検証も行いましたが、日本のDiscoverの表示状況を見る上で十分な精度を持ったツールと判断しています。
下記の表は、2026年6月24日から2026年7月7日の2週間に、DiscoverPulseの日本のユーザーパネルで観測されたドメインの「Discover Visibility Score」トップ20です。

Discoverでは大手サイトが多く表示されることが多いため、上位には知名度の高いサイトが並んでいます。皆様がDiscoverでよく見るサイトが上記表で確認出来るのではないでしょうか。この期間、DiscoverPulseの日本のユーザーパネルでは1,495のドメインが観測され、そのうち、はてなブログを利用したサイトは20サイト確認されました。 そして、この表からブログ・記事投稿型サイトのみを抽出した所、このような順位になります。この期間のデータでは、ブログ・記事投稿型サービスの中で、はてなブログはアメーバブログに次いで高いDiscover Visibility Scoreを記録しました。

なぜはてなブログはDiscoverで表示されやすいのか
表示内容のカスタマイズが可能であること
Discoverで表示されるために最も重要なことは、より多くDiscover上でクリックされやすい事です。 Discoverに表示されても誰にもクリックされないとすぐに表示されなくなります。一方、多くの人にクリックされるとより多くの人にその記事が表示されるようになります。そしてクリックした人には今後しばらくそのサイトの新着記事が表示されやすくなるのです。 Discoverでは、サイト名とサムネイルとタイトルしか表示されないことが多いため、クリック率を上げるにはそこをこだわるしかありません。はてなブログでは、Discover上で使われがちな「og:title」(ソーシャルメディア向けタイトル)と、og:image(記事サムネイル)を自由に設定することが可能です。 Discoverで多く表示されるために必要なクリック率。それにこだわって設定できるシステムがはてなブログには用意されているのです。 そして実際、Discoverで多く表示されるはてなブログの記事を確認すると、この機能を活かしている記事だったということが少なくありません。独自のサブドメイン、独自ドメインであること
2026年3月現在のDiscoverは、(サブ)ドメイン単位でサイトとして判断をしています。Discoverはユーザが好むサイトを多く表示されやすくなる仕組みがありますので、情報が多様で質も玉石混交のサイトは表示されづらい傾向があります。好きな著者の「玉」の記事でも、同じサイトに「石」の記事が多く公開されているとDiscover上では不利になるのです。 一方、ほとんどのはてなブログは、1ブログが1つの(サブ)ドメイン上に展開されているため、Discoverではそれぞれのはてなブロガーのブログが個別に評価される事になります。そのため、Discoverでははてなブログは有利になるのです。更にDiscoverで表示されやすいブログ記事を書くために
ここまでDiscoverの重要性と、はてなブログの長所を解説してきました。 ただ、実際にDiscoverには表示される状態になっているはてなブログでも、よりDiscoverに表示されやすくするにはいくつかの配慮が必要です。 ここからは、更にDiscoverで多く表示されるための4つのポイントを解説していきます。サムネイルを配慮
Discoverは多くの人がスマホ上で高速に「流し読み」しています。その上で、いつも読んでいるメディア以外で目を止めるのは、目を引くサムネイルが重要です。投稿時に設定するサムネイルは、可能な限りひと目で内容が理解出来る、多くの人が目を留める画像にするように配慮してください。 一つご注意いただきたいのが、はてなブログでサムネイル画像を設定しない際に使われる「自動生成アイキャッチ画像」の取り扱いです。テキストのみのアイキャッチ画像はソーシャルメディアでシェアされた際に一目で内容が伝わりやすいという利点があります。ただし、Discover対策を重視する場合は、意図的にサムネイル画像を設定し、この機能に頼らないという選択肢も検討してみてください。 2026年3月、GoogleはDiscoverのサムネイルの公式ガイダンスを大幅に修正し、新しい注意喚起を掲載しました。・schema.org マークアップまたは og:image meta タグで、一般的な画像(サイトのロゴなど)を使用しない。 ・schema.org マークアップまたは og:image meta タグで、テキストが多すぎる画像は使用しない。Googleは、Discover向けサムネイルには「テキストが多すぎる画像」「text-heavy images」を設定しないように注意をしています。 画像にテキストを一切使うなということではなく、あくまでもテキストが多すぎる画像が非推奨となりました。 Discoverの最新表示状況を幅広く確認した所、2026年4月現在、下図のような写真や図に少しテキストが付与された、画像が主役のサムネイルでは表示されづらくなることはありません。


クリックされやすいタイトル
次に、タイトルをどのようにするかもDiscoverを考える上ではとても重要になります。 2026年7月現在、Discoverには全角相当44文字程度までが表示されます。そしてそのタイトルは記事のタイトルではなくog:title、はてなブログでは「SNS向けタイトル」として設定可能な部分が主に引用されます。 主にブログ内で記事の冒頭やトップページ、記事一覧に表示される読者向けタイトルと、主にDiscoverやソーシャルメディアで様々なサイトの多種多様な記事が表示される中に表示されるタイトルは、狙いが異なるはずです。 例えばこの記事の最上部に掲載しているタイトルはこのように設定されています。Google Discover対策〜ブログ記事をより多く表示させる4つのポイントこの記事を読もうとやってきてくれた方に、簡潔に内容を理解していただくための内容です。この場合「はてなブログ」の記事であることは既知の事でしょうから書くまでもありません。 一方、SNS向けタイトル、og:titleはこのように設定してあります。
更に重要になるDiscover 有利になる4つのポイント〜はてなブログで実現するDiscover対策Discoverやはてなブックマークに表示される際に、より幅広い人に興味を持ってもらうための表現を意識した設定としています。長く掲載される場合が多いため42文字を使う事で幅広い情報を掲載出来ています。 「ページにやってきた読者にむけたタイトル」と「まだ読む気になっていない方の注意を惹くタイトル」は別のものであるべきです。複数のタイトル設定などを活用して、よりDiscoverにふさわしい、初見の人が記事を読みたくなるようなタイトルを検討してみてください。