はてなブログ開発ブログ

はてなブログからの公式のお知らせを発信します。

間違って削除した記事を復元できる「ゴミ箱」機能を公開しました

はてなブログでは、間違って削除してしまった記事を復元できる「ゴミ箱」機能を公開しました。復元できる期間は過去30日間です。どうぞご利用ください。

「ゴミ箱」の管理画面

「ゴミ箱」の管理画面

ダッシュボードの「記事の管理画面」から記事を削除した直後、画面上に「記事を削除しました(ゴミ箱を見る)」というメッセージが表示されます*1。リンクをクリックすると、「ゴミ箱」の管理画面に遷移します。

また、記事編集画面の右下にある「この記事を削除」ボタンをクリックし記事を削除すると、上記のメッセージを含む「記事の管理画面」に遷移します。

「ゴミ箱」へのリンクは、「記事の管理」画面の一番下にもあります。

削除した直後に現れるメッセージ

削除した直後に現れるメッセージ

「記事の管理」画面の一番下にある「ゴミ箱」へのリンク

「記事の管理」画面の一番下にある「ゴミ箱」へのリンク

復元の方法と条件

「ゴミ箱」の管理画面にある「復元する」ボタンをクリックすると、記事の編集画面が開きます。「公開する」および「下書きを更新する」ボタンで保存すると、記事が復元します。

記事の削除から30日間が経過すると自動的にデータが消去され、それ以降は記事の復元ができません。また、削除から30日が経過していない記事を「ゴミ箱」から完全に削除することはできません。

※2016年8月5日以前に削除された記事は復元できません。

【追記】復元した記事の編集モードはすべて「見たまま」になり、変更できません。

なお、PC版、touch版、アプリ版から削除されたすべての記事が「ゴミ箱」に入りますが、「ゴミ箱」の管理画面および復元機能は現状PC版でのみ提供しております。ご了承ください。

*1:メッセージは数秒で自動的に消えます

他のサービスからはてなブログに移転する際に、画像データも一緒に引っ越しできるようにしました。これまでのインポートにも有効です

はてなブログでは、ブログデータをインポートする際に、記事中の画像データをあわせて移行できる機能をリリースしました。移行した画像データは、はてなブログが利用しているウェブアルバム「はてなフォトライフ」の専用フォルダに保存されます。

他のサービスなどからブログを移転するときに、文章だけでなく記事に貼った画像も一緒に引っ越すことができます。どうぞご利用ください。

画像データの移行は、ブログの「インポート」画面で、ブログデータをインポートした後に実行できます。これまでにブログデータをインポートしたことがあれば、同様に過去のデータについても移転元のブログから画像を移行することができます(移転元のブログでデータを削除している場合には移行できません)

※画像データの移行は「一般のブログ」のインポートにおける機能です。はてなダイアリーからのインポートでは、もともと同じはてなフォトライフを利用しているため必要ありません。

ブログデータのインポート時に画像データを移行するには

はてなブログでは、MovableType形式かWordPress形式でエクスポート(バックアップ)したブログデータを、ダッシュボード(PC版)インポート画面からインポートし、他のサービスからブログを移転することができます(はてなブログからはてなブログへの移転を含む)

blog.hatena.ne.jp/my/import(このURLでインポート画面にアクセスできます)

これまでのインポート一覧で「画像データの移行」を開く

インポート画面では、ブログデータをインポートするごとに、日時や記事数が「これまでのインポート」一覧に記録されます。この一覧表の右端に追加された「画像データの移行」オプションを開くと、そのときにインポートしたブログデータについて記事中の画像を移行できます。

※インポートの実行直後には、そのブログデータの「画像データの移行」が開いた状態になっているため、そのまま画像を移行できます。

「画像データの移行」オプション

「画像データの移行」で自分の画像を確認して「移行する」をクリックする

ブログデータにある画像がドメイン・ホスト名ごとにまとめて表示される

ブログ記事には、各種の貼り付けコードも含めさまざまなサイトの画像が掲載されていることがありますが、「画像データの移行」オプションでは、実際に置かれているドメイン・ホスト名ごとに画像がまとめて表示されています。

※過去にインポートした画像を移行する場合など、画像が表示されていないときには「解析する」をクリックしてください。

移転元のブログを選んで「移行する」をクリックする

画像とドメイン・ホスト名を確認し、移転元のブログを選んで「移行する」をクリックします。

同じ場所にある画像が順に処理され、自分のはてなフォトライフのHatena Blog Importフォルダにコピーされます。すべての画像を移行すると該当のドメイン・ホスト名のボタンが「移行完了」となります。なお、画像はコピーされるため、移転元にも残ります。

※移転元のブログに貼られていた他サイトの画像など、自分がアップロードしたわけではない画像を移行してはてなフォトライフにコピーすることは、権利上の問題となることがあります。画像データの移行にあたっては、移転元ブログのドメイン・ホスト名であることを確認してください。

移行の処理は、いったん開始するとブラウザのウィンドウを閉じても継続され、次に「インポート」画面を開いたときに結果を確認できます。

画像データの移行における注意事項

移転元の画像が存在しなかったり、何らかの理由でアクセスできなかった場合には、該当の画像について処理をスキップします。スキップした画像がある場合には、ボタンは「移行停止中」となり、次の機会にあらためて試行できます。

画像データの移行においても、はてなフォトライフの保存容量を越えることはできません。月あたりにアップロードできる容量(無料ユーザーで300MB、Proユーザーで3GB)の9割に達すると、画像のコピーを中断して「移行停止中」状態となります。この場合、次の月になれば移行を再開できます。

同じインポートについて復数のドメイン・ホスト名の移行を実行したり、画像の移行中にインポートの取り消しを行うことはできません。

画像データの移行後にブログデータのインポートを取り消しても、移行した画像データはそのままはてなフォトライフに残ります。削除が必要な場合には、はてなフォトライフの管理画面から作業できます。

記事のカテゴリーを「パンくずリスト」として表示できるようにしました

はてなブログでは、カテゴリーをパンくずリストとして記事ページに表示できる機能をリリースしました。パンくずリストを設定することで、読者に対して「今どのページを見ているか」を分かりやすく示すことができます。どうぞご利用ください。

パンくずリストの表示例

パンくずリストの表示例

パンくずリストは、記事の日付およびタイトルの上に表示されます。記事にカテゴリーを付けている場合は「トップ >(カテゴリ名)>(記事タイトル)」、記事にカテゴリーを付けていない場合は、「トップ >(記事タイトル)」となります。

カテゴリーを複数指定している場合は、過去記事も含めすべて記事の先頭についたカテゴリーがパンくずリストとして表示されます。設定する際はあらかじめご注意ください。

※パンくずリストは、スマートフォン版では表示されません。

パンくずリストを設定するには

パンくずリストの設定画面

パンくずリストの設定画面

設定は、ダッシュボードの「デザイン」から行えます。「カスタマイズ」>「記事」>「パンくずリスト」で、「記事ページにパンくずリストを表示する」にチェックを入れてご利用ください。

ブログのサイドバーに表示できる「執筆者リスト」モジュールと「執筆者ごとの記事一覧」ページを追加しました

はてなブログでは、ブログのサイドバー(PC版)に執筆者の一覧を表示する「執筆者リスト」モジュールと、執筆者ごとにまとまった記事一覧(Archiveページ)を追加しました。

ブログメンバー機能を利用したブログを読むときに、執筆者の顔ぶれを確認しやすくなり、また気になる執筆者の記事をまとめて閲覧することができます。どうぞご利用ください。

「執筆者リスト」モジュールを表示した様子

サイドバーに「執筆者リスト」モジュールを表示した様子

※ブログメンバー機能は有料プラン「はてなブログPro」ユーザー向けの機能です。

執筆者リストモジュールの設置方法

ダッシュボードの「デザイン」から行えます。「カスタマイズ」 > 「サイドバー」 > 「+モジュールを追加」より、「執筆者リスト」を適用するとモジュールが追加されます。

「執筆者リスト」モジュールの設定画面

「執筆者リスト」モジュールの設定画面

「執筆者リスト」モジュールでは、ブログメンバーのうち記事を書いたことのある執筆者のみが表示されます。表示順は、直近で記事を書いた順番に並びます。

執筆者ごとの記事一覧へのアクセス方法

執筆者リストモジュールのユーザー名(はてなIDおよびニックネーム)をクリックすると「執筆者ごとの記事一覧(Archiveページ)」にリンクします。

一覧ページのURLは、次のような形式になりますblog.example.comを、表示したいブログのドメインで置き換えてください)

http://blog.example.com/archive/author/執筆者のはてなID

執筆者リストモジュールを表示していないブログでも、このURLから執筆者ごとの記事一覧にアクセスすることができます。

引用ツールに、ブログの本文を引用してツイートできる機能を追加しました

はてなブログでは、ブログの本文を選択したときに表示される「引用ツール」に、ブログの本文を簡単に引用してツイートできる「引用ツイート」ボタンを追加しました。また、自分のブログで「引用ツール」を表示させないオプションを新たに設けました。

引用ツイートボタンにより、言及したい内容や気に入った文章があるときにTwitterで紹介することができます。貼り付けられた文章は、引用と出典を表すフォーマットで記述されるため、引用と自分の意見がどこに書かれているかが分かりやすく、引用元も明確になります。どうぞご利用ください。

はてなブログの本文を引用ツイートするには

記事本文の気になる文章を選択すると、引用ツールが表示されます。引用ツールには、既存の引用スターボタン、引用ストックボタンに並んで引用ツイートボタンが表示されます。

既存の引用スターボタン、引用ストックボタンに並んで引用ツイートボタンが表示されます

一番下の引用ツイートボタンをクリックすると、Twitterの投稿画面が立ち上がり、引用元の記事のURLと選択した範囲を“”つきでツイートできます。

引用したい文章を選択してツイートする様子

※この引用ツイートボタンは限定公開(公開範囲が「自分のみ」もしくは「カスタマイズ」)のブログでは機能しません。

引用ツールを表示させないようにするには

引用ツールは、デフォルトで公開範囲が全公開のブログで表示されます。引用ツールを表示させないようにするには、ダッシュボードの「公開設定画面」より設定を変更することができます。

公開設定画面にある「引用設定」で「読者が記事本文の一部を選択したとき、引用ツールを表示する」のチェックを外して変更すると、引用ツールを非表示にできます。

「引用設定」画面

「引用設定」画面

ソーシャルシェアなどでタイトルを使い分けできる「高度なタイトル設定」をリリースしました

はてなブログでは、ソーシャルシェアなどを意識して記事のタイトルを指定できる「高度なタイトル設定」機能をリリースしました。ブログ記事を配信するHTML文書のメタデータとして、複数のタイトルを使い分けることができます。

はてなブログで記事ページ(1つの記事だけのパーマネントリンク)を表示すると、記事編集画面の「タイトル」欄に入力した記事タイトルが、さまざまなタイトルのデータとして利用されます。今回の機能追加により、このうちHTMLのヘッダ部に記述されるtitle要素とog:titleを個別に設定できるようになりました。

なお、記事のタイトル見出し(h1要素)や記事一覧などでは、従来通りの記事タイトルが表示されます。

※高度なタイトル設定は、HTML文書のメタデータに関して知識のあるユーザー向けの機能です。ソーシャルシェアや検索結果、リンク先などでの表示に影響するのでご注意ください。

「高度なタイトル設定」でタイトルを使い分けるには

高度なタイトル設定は、記事編集画面(PC版)の編集サイドバーにある「編集オプション」から利用できます。下に追加された「高度なタイトル設定」をクリックすると、「title要素(ページのタイトル)」と「og:title(ソーシャルメディア向けタイトル)」のテキストエリアが表示されます。

「高度なタイトル設定」

「高度なタイトル設定」をクリックするとテキストエリアが表示されます

2つの欄の両方、あるいはどちらかだけを設定することができます。それぞれ空欄にした場合には、これまでのデフォルトと同じ「記事タイトル - ブログ名」という形式のタイトルになります。

【追記】「高度なタイトル設定」に入力したタイトルもそれぞれの要素の記事タイトル部分を上書きし、実際の値はブログ名とあわせて次の形式になります。(2016年7月4日)
設定された記事タイトル - ブログ名

title要素とog:titleについて

高度なタイトル設定で指定できるtitle要素は、そのHTML文書のタイトルとして、ブラウザのタイトルバーや、ブラウザ拡張およびリンクツールでの自動タイトル取得、検索結果などに表示されることがあります。個別のサービスで実際にどのように表示されるかは、それぞれの実装によります。

また、og:titleは、ソーシャルシェアされた際にどのように表示されるかを指定するOGP(Open Graph Protocol)のタイトルです。【追記】Twitterカードで利用されるtwitter:titleにも同じものが設定されます。(2016年6月22日)

※OGPのアイキャッチ画像og:imageと概要og:descriptionも「編集オプション」で指定できます(関連ヘルプ参照)

※先日リリースしたAMPで配信されるAMP HTMLや、はてなブログがデフォルトでスマートフォン向けに配信しているHTMLには、もともとOGPは含まれません。

ブログ記事をAMPで配信できるオプションを、Proユーザー向けベータ版機能としてリリースしました(追記あり)

はてなブログでは、記事をAMP(Accelerated Mobile Pages)で配信できるオプションを、有料プラン「はてなブログPro」ユーザー向けベータ版機能としてリリースしました。AMPで配信されたページが、Google検索やはてなブックマークなどAMPに対応したサービス・アプリで読み込まれると、通常のWebページより高速に表示されます。AMPに関する注意点をご理解のうえ、ご利用ください。

AMPで表示された記事ページの例

AMPで表示された記事ページの例

AMPのメリットと注意点

AMPは、モバイル環境でWebコンテンツの表示を高速化する仕組みです。GoogleなどWeb業界各社の協力により2015年10月にプロジェクトが発足し、世界中から多くのコンテンツ企業やテクノロジー企業が参加しています。はてなもこの4月、国内Webサービス企業初の「Tech Platform」として参加しました。

ブログユーザーにとって、AMPはモバイル環境で速やかに表示され読まれやすくなるという大きな利点がある一方で、フォーマットなどを含めて開発が進行中のプロジェクトであることと、デザイン上のカスタマイズなどリッチな表現に制限がある点については注意が必要です。

  • はてなブログのデザインテーマは反映されません
  • デザイン設定でカスタマイズできるサイドバーモジュールや、HTMLの自由記述(記事上下、ヘッタ、フッタなど)は配信されません
  • 記事中のstyle属性など、スタイル関連のHTMLは反映されません
  • 記事中のJavaScriptは反映されません。このため貼り付けた広告などが表示されないことがあります
  • (HTTPSでなく)HTTPで配信されている画像は表示されません(はてなフォトライフやInstagramなどはHTTPSに対応しています)

なお、配信されるAMPの表示をダッシュボードなどで確認する機能は、現時点では提供しておりません。ご了承ください>。

【追記】配信されるAMPの表示を、記事編集画面の「プレビュー」タブで確認できるようにしました。

AMPの表示を、記事編集画面(PC版)でプレビューできるようにしました - はてなブログ開発ブログ

AMP配信機能の詳細についてはヘルプ「AMP(Accelerated Mobile Pages)を使用する」を参照してください。(ここまで2016年6月21日11時26分に追記)

はてなブログの記事をAMPで配信するには

はてなブログProに加入しているユーザーは、ブログの詳細設定画面で「Accelareted Mobile Pages (AMP) を配信する」にチェックをいれると、AMPが配信されます。

詳細設定画面のAMP設定項目

詳細設定画面のAMP設定項目

配信したAMPを対応したサービスがクロールすると、各サービスにおいてブログのコンテンツがより快適に閲覧されることが期待できます。

※AMPオプションを有効にしても、各サービスがすぐにAMPページをクロールするとは限りません。現状で、記事公開から数日程度のタイムラグを要することもあります。

AMPの利用において、はてなブログのその他の設定項目とも次のような関係があります。

  • AMPへのアクセスは、詳細設定画面の「Google Analytics埋め込み」で設定されたGoogleアナリティクスのプロパティに記録されます
  • 詳細設定画面の「はてなによる広告を表示しない」をチェックしている場合、AMPページでもはてなによる広告は表示しません
  • スマートフォンアプリでは設定できませんが、スマートフォン向けブラウザ版ダッシュボードでは設定できます

前述したようにAMP自体が開発途上であり、本機能も現時点ではベータ版としての提供となります。不具合などにお気づきの場合は、下記お問い合わせフォームよりご報告ください。

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